1. TOP
  2. BLOG
  3. PAスピーカーは良いものを買いましょう

PAの入門用のスピーカーシステムは価格の安いプラスチック製のモノが売れてますね。ですが、コロナが終わってお仕事が増えてきましたら、ワンランク上のスピーカーに買い換えてみませんか?

MICで音声が電気信号に変換され、MIXERで加工されてパワーアンプで増幅された信号を音として空間に送り出す装置、それをスピーカーと呼ぶって事は皆様ご存じの通りです・つまり、PA工程の中で最終の装置であり空気を震わせてSOUNDに変換する一番責任の重いキカイなのです。

ここから後は空気中を振動が伝わりお客様の鼓膜をゆらして脳が音として認識するって事なので、私たちエンジニアは空気までは制御できませんので、このスピーカーの品質がイベントやライブの価値を決めると言っても言い過ぎではないと思っています。

スピーカーシステムの躯体(箱のこと)を『エンクロージャー』と呼びます。オススメしたいのは『木製エンクロージャー素材』のスピーカーシステムです。一言でいえば『木製のエンクロージャー』とは合板を使った箱ってことになりますが、この合板もたくさんの種類があり混乱してしまいます。

そこで、スピーカーの素材として代表的な合板をいくつかご紹介いたします!

代表的な合板一覧

MDF
北方系針葉樹の繊維を接着剤で固めたものこげ茶色。防水性有り。
サブウーファー等の低音の振動を制御出来るのでこれからの注目の素材。
構造用MDF
ホームセンターで売っているベニヤ板のこと。
日本の大手ブランドでも中国の工場で製造しているが、細胞が詰まっていないので軽い
箱鳴りの原因となりやすく湿った感じの音に鳴る。廉価グレード材料である。
ラワン
合板
合板を製造する工程で出てくる『木クズ』を接着剤で固めたもの。
繊維どうしの密着性が低いため空気を多く含み、振動を抑え込むことが出来ない。
ラワン合板よりもスピーカーとしての品質は劣る。
パーチクル
ボード
合板を製造する工程で出てくる『木クズ』を接着剤で固めたもの。
繊維どうしの密着性が低いため空気を多く含み、振動を抑え込むことが出来ない。
ラワン合板よりもスピーカーとしての品質は劣る。
ホワイトバーチ
合板
ロシア・フィンランド・ラトビアなどの北欧で栽培・管理されている白樺系の合板。
硬さや弾性・何よりも響きが美しい。欧米の有名ブランドはほぼバーチ合板を採用している。
その他
ベイマツ・アピトン・ラーチ等、大型PAスピーカーシステムの素材として流行ったのですがホワイトバーチの優位性が認められた今では使われなくなりました。

工房や現場でいろいろと試してみました!

プラスチック製品は一瞬『いいね!』って感じたのですが、よくよく聴いてみると音の情報が圧倒的に不足しているようです。

木製のスピーカーと瞬時に切り替えて確認するとツヤのない音で『どうしてこんなものが売れているのだろう?』とひたすら不思議です。

あれこれとテスト重ねていきましたが、結果はいつも同一です。バーチ合板で組み上げたエンクロージャーのスピーカーだけが良い音をだしてくれます。

何百万円もするMIXERなんか買わなくても、1本10万円もするMICなんか買わなくてもいいんです。

歪んだような音しか出てこない安物パワーアンプはヤクオフで処分してください。

マトモな木の箱を使ったスピーカーを鳴らしてください。

今までいい音を聞いたことが無かった主催さん、演者さん、お客さんみーんなびっくらこいてしまいます。貴方のPAの音じゃないと満足できないのん!!ってなっちゃうことは補償いたします。

私の工房で最高のバーチ合板でPAスピーカーを、流通コストを極限まで抑えていますので有名ブランドでは不可能な低価格化に成功しています。

marc-sp.com

共有する

CONTACT
お問い合わせ

ご相談・お見積もりなど、
急ぎのご依頼に関してもお気軽にお問い合わせください。
お電話でお問い合わせの方は以下までお願いします。
TEL:03-6824-5365